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優良防犯戸建住宅認定制度

防犯優良戸建住宅認定制度の目的と実施状況

防犯優良戸建住宅認定制度は、犯罪被害に遭いにくい安全なまちづくりに貢献するために制定された制度で、防犯性能に優れた戸建て住宅の認定基準を明示し、この基準に適合する戸建て住宅を審査・認定することによって、将来に向かって防犯性能に優れた戸建て住宅の普及を図ることを目的としています。

主にマンションなどの集合住宅向けの制度が先行しており、4階建て以上のマンションを対象とした制度は、現在多くの都道府県で実施されています。

対象となる住まいの形態や認定基準、運営団体などはそれぞれ異なり、東京では財団法人東京防犯協会連合会が、「東京防犯優良マンション等登録制度」を、大阪ではマンションなどの集合住宅を対象に大阪府防犯協会連合会が「大阪府防犯モデルマンション登録制度」を実施しているほか、一戸建て住宅については、NPO法人・大阪府防犯設備士協会が「大阪府防犯優良戸建住宅認定制度」を運営、審査や認定を行っています。

広島でも2013年7月からNPO法人・広島県生活安全防犯協会により、一戸建てや3階以下のアパートを対象とした「優良防犯住宅認定制度」が始まりました。

認定基準

認定基準は専門家が検討を重ねて作ったもので、運営団体によって異なりますが、外構や共用部分から個別住戸の出入り口やバルコニーの状況まで、非常に細かいチェック項目が設けられています。

東京の場合を例にみると、「建物外周、共用出入り口等、管理人室、共用玄関ホール・共用メールコーナー、エレベーターホール」などの共用部から、「住戸の玄関、インターホン、窓、バルコニー等」などの専有・専用部まで、チェックする部位を細かく分け、それぞれに「必須」あるいは「推奨」とする条件を課しています。

ちなみに必須は、共用部では「防犯カメラの設置やオートロック」専有・専用部分では「窓の防犯ガラスもしくは防犯フィルムの使用」。推奨は、「ゴミ置き場や集会場等が道路から見通せること、インターホンに管理人との通話機能を持たせること」など、基準の設定は多岐に渡ります。

このような専門知識に基づく認定基準が細かく設けられているため、効果はある程度高く、2011年に制度が導入された福岡県では、認定を受けた23件において、侵入被害の報告はないとのことです。

防犯優良戸建住宅認定制度はまだ全国に普及した制度とはいえませんが、耐震性や防火性と同じく、今後は防犯性についても客観的な基準を求める動きが広まっていくものと思われます。住まいの安全を考えるなら、優良防犯住宅認定を受けているかどうかを確認してみるのもよいでしょう。

研修会の申し込み

研修会 防犯優良戸建住宅および防犯優良共同住宅認定制度についての研修会を実施しております。申込み、お問合せは、以下のメールアドレスまたはFAXにて、ご連絡ください。

メールでのお問い合わせ

sakurai@j-ss.org 梅本正行オフィス 担当/桜井

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